設計の仕事にキリがつき、午後から兵庫陶芸美術館へ。
柳宗悦さんの解説と共に 見応えありました 〜
“窯は今の形と昔のそれと違う所があると聞いたが
何れにしても窯としては最も原始的な
性質の物であろう。(略)
用いた土の性質が悪いのである。かなり小さな品物でも一気には引き上がらない。
途中で一度継がねばならない。
少し大きな品になるとその度土継ぎが必要となる。こんな不自由な粗末な窯であるから
つくる物は何れも質素なものより出来ない。だがこの事情は美を守ってくれる素敵な要素なのである。
( 挿絵小註 『工芸』83 513 )”
篠山には 丹波焼という 古い焼物産業が
解説ひとつメモってみました。
長ーい前置きの後に「素敵な要素なのである。」と締めたところがお茶目、。
こんな感じで 伝わっている所です。
丹波焼は雑器が多い。
物作り者として、共鳴できる土地だと思いました。