居 七 十 七 ( い な と な ) は 兵 庫 県 丹 波 篠 山 市 の 山 と 田 ん ぼ に 囲 ま れ た 地 に て 営 む 漆 器 や 日 用 品 な ど の お 店 で す

2011年11月28日月曜日

適材適所

漆塗りではなく、オイルを塗って仕上げた木のお皿の方は
揚げ物・フライの盛り付けに よく使います。
アツアツの揚げ物、木がその蒸気と熱を吸収するので
べちゃっとせず、カラっとしたまま〜。
ブロッコリーの天ぷら
この激しい?使用頻度によって、木肌は どんどん変化して、
その変化も、味わいとして楽しんでます。木のお皿が成長してる感じ。

たとえば 炊きたてのご飯を移す おひつや、
煮炊き・蒸す時の木製の鍋ぶた。
いずれも蒸気を吸うので食材が水っぽくならない、
ということと、同じ発想ですー

食器や台所用品の木製品は、
意味があって適材適所の極みかも?と、ひそかに思ってます。
食材という体に入れるモノと、素材の関係。

ちなみに
台所の木製品といえば、まな板。
まな板って、朴(ほお)の木が一番、適しているそうですー
朴(ほお)って柔らかくて 軽くて、木目もきれいで漆器にも良く使う。
その柔軟さが、刃物に最も相性が良いそう。
刀のサヤも、昔から朴(ほお)らしいです。
傷だらけになるんかな?
豆知識でした。